また見てしまいましたね!

 西洋の童話の「青ひげ」のお話は知ってますね。(念のために言っておきますが、「赤ひげ」ではありませんよ。)

 
ある美しい女が青ひげの男爵に見そめられて結婚する。青ひげ男爵はたいそうなお金持ちで、女は男爵のお城で何ひとつ不自由なく結婚生活を送るが、ある日、男爵が外出することになった。男爵が出かける前に女に念を押して言うには、
「この城はすべてお前の物だから何でも自由にして良いが、ただひとつ、あそこの部屋だけは決して覗いてはならぬぞ。」
ところが女は好奇心が押さえきれない。しばらくは我慢していたが、ついに禁じられていた部屋の扉を開けてしまう。すると開けてビックリ、

部屋の中には、何と男爵の前の奥方たちの死体がズラリと並んで吊るされているではないか。いずれも好奇心を押さえきれずにこの部屋を覗いて、男爵に殺された前の奥方たちだったのである。
 帰ってきて女が秘密の部屋を覗いたことを知った青ひげ男爵は、女を殺そうと恐ろしい形相で剣を抜き放ち、ものすごい勢いで追いかけてきた。

女は悲鳴を上げて逃げ出した。もう少しで青ひげの剣で首を切り落とされそうになった時、女の悲鳴を聞いて助けに来た男性(兄または王子様)の手で青ひげは倒され、莫大な遺産は女の物になる。

 
どうです?恐いじゃありませんか。ペローの本では、好奇心もほどほどに…という教訓がついていましたっけ。

             
まだ覗きは止められないよ    もう覗きはコリゴリです