春の石神井川
毎年、梅雨入りする頃になると、ああ、もう今年もこんなに経ってしまったかと、天候ばかりか気持ちも滅入ることが、ここ何年も続いています。梅雨が明けるとすぐに猛暑の季節、暑い暑いと言っているうちに、いつの間にか秋風が立って銀杏の葉が色づき、やがて木枯らしが吹いて忘年会の話が出るようになる。
本当に桜の花が散る頃が、一年の真ん中のような錯覚に陥ってしまいます。新年が明けてから桜が咲くまでは、早く春が来て暖かくならないかと待っているので、時間の経つのもゆっくり感じられるのですが、4月からは職場の年度も変わって忙しくなるので、急に気ぜわしくなるのでしょう。
今回は、そんな“心理的な1年の中間点”を象徴する写真を載せておきます。場所は東京・北区あたりの石神井川沿いで、両岸の満開の桜の花をバックに、鯉のぼりが出番を待って颯爽と泳いでいます。
さあ、今年も残りを頑張らなくてはいけませんね。